YK.Collection~コスチュームジュエリーとは~

コスチュームジュエリーについて

ガラスのペンダント

ガラスのペンダント

まるで氷の彫刻を思わせるようなガラスのこのペンダントは1960年代、Warner(ワーナー)というメーカーが作ったものです。美しい女性の横顔が浮かび上がっていますが、表面は平らになっています。

ガラスのペンダントこれはインタリオという古代から用いられていた技法を真似て作られたものです。インタリオというのはカメオと共に宝石彫刻の技法として紀元前から作られてきましたが、カメオは石を浮き彫りにするのに対し、インタリオは沈み彫り、つまりモチーフを掘り下げていくのが特徴です。カメオを陽刻の彫、インタリオを陰刻の彫という言い方もあります。たとえばヨーロッパの貴族が個人の紋章を彫って印章として使うシールという物がありますが(手紙を封印する時に使うあれです)、これもインタリオの一種です。素材としてはカーネリアン(紅玉髄)やメノウ、水晶系の石などが使われました。

実はガラスのインタリオというものも歴史的には古くから作られていましたが、この場合はガラスに彫刻を施すのではなく、型に入れて作りました。この作品は厳密にはリバースインタリオという裏側を彫って表面から見るタイプを模倣した物です。メーカーのWarnerは1953年から1971年まで優れたコスチュームジュエリーを作り続けてきました。代表作として「デイアンドナイト」呼ばれる、花が開いたり閉じたりする仕掛けのブローチが挙げられます。

この作品はやや大ぶりなので自然光の入る窓辺に下げて光を背にして見たり、あるいはライトの光を反対側から当てて見たりという風に一つのオブジェとして楽しむことも出来そうです。夏は涼しげに、冬は暖かいライトを感じながら鑑賞してみたいものです。

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