Miriam Haskell(ミリアム・ハスケル) ―その1

「何故ここまで手をかけて!?」
ミリアム・ハスケルのジュエリーを手にすると、思わずこう叫びたくなってしまいます。独特のスタイルは優雅で繊細でありながら大胆さを備えており、何とも言えない魅力を持っています。
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ハスケルが見出した天才的デザイナー、フランク・ヘスによる優雅さとシンプルさが調和した贅沢な美しさ、そして後に続くロバート・F・クラークの立体芸術を思わせる繊細でありながら力強さを併せもった美しさ、コスチュームジュエリーの中でもその独特の魅力で多くの女性たちを虜にし続けてきたのがミリアム・ハスケルのジュエリーです。 | ||
<ニューヨークのホテルに開いた小さなアクセサリーショップが出発点>ミリアム・ハスケルは1899年、北アメリカインディアナ州に住む慎しい家庭の四人兄弟の長女として生まれました。両親は1905年から小さな店を営んでいましたが、後に衣類を扱うようになり、ミリアムも時間のある時に店を手伝っていました。シカゴ大学に進学したミリアムは、3年後に勉学を断念し、働く決意をしました。1924年、父から借りた500ドルを手にニューヨークに移りマックアルペンホテルにコスチュームジュエリーを売るための小さな店をオープンしました。これがミリアム・ハスケルというブランド誕生への第一歩となりました。 <才能あるデザイナーとの出会い>ミリアム・ハスケルはデザイナーではありませんでしたが、デザイナーたちの才能を引き出したり彼らのどの作品を商品化するべきかを選択する能力に長けていました。何といっても彼女の最大の功績はメーシーズデパートのウィンドウディスプレーを手掛けていたフランク・ヘスの隠れた才能を見出し、1926年に設立したミリアム・ハスケル社のチーフデザイナーとして迎え入れた事でした。ヘスは1960年までの長い期間在職し、ハスケルブランドに大きく貢献しました。ヘスは直ちにスタイリッシュで斬新なデザインを確立し、それは60年代初頭に加わったロバート・F・クラークら後続の有能なヘッドデザイナ―達によって守られながら受け継がれていきました。(次週へと続きます) | ||









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