YK.Collection~コスチュームジュエリーとは~

コスチュームジュエリーについて

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ジュエリー界のピカソと呼ばれた
Stanley Hagler(スタンレイ・ハグラー)

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ジュエリー界のピカソと呼ばれたアメリカ人デザイナー、スタンレー・ハグラーは、カラフルで個性的、時に常軌を逸脱したようなダイナミックなジュエリーを製作しました。1953年の創業から93年にリタイアするまでの半世紀の間、ハグラーは精力的にコスチュームジュエリーの製作と販売を続けました。彼の顧客リストには富裕層のマダム達が名を連ねていました。

逸話の中にはお洒落好きなウィンザー公爵夫人のために両腕にはめる贅沢なペアーのブレスレットをデザインしたというものもあります。
ファッション誌「ヴォーグ」も彼のデザインを度々取り上げ、百貨店からの注文も後を絶ちませんでした。そして彼はスワロフスキーの「偉大なるジュエリーデザイン賞」を11回も受賞しました。

ネックレス&イヤリングセット

ネックレス

裏側の細工

ハグラーのジュエリーの特徴は何と言ってもスケールの大きさと複雑さ。そして素材へのこだわりです。
彼を有名にした模造パールだけでなく、無数の素材を使っているということ、その中には半貴石、イタリアムラノ島の芸術品ともいえるガラスなどが含まれます。

彼の代表的なフラワーデザインを例にとって見ると、一枚一枚の花びらや葉には小さなガラスビーズがびっしりと散りばめられています。そして、これらは全て繊細な細工を施したロシアンゴールドの台座に一つずつワイヤーを使って手でくくり付けられています。そして中央には手彫りのボーン(骨)で作られた花、さらにその中央にはクリスタルの芯がセットされています。
花の素材は様々でムラノ産の型ガラスなどもよく使われます。これらは何層にも積み上げられることでボリュームが出てきます。
こうした手作業はちょっとびっくりさせられるほどの並はずれたものとなっています。

ブローチ
ブローチ
ブローチの裏側

このように豊富な色遣いと珍しい素材、そして隠れた部分も決して手を抜かずに丁寧に仕上げるという細部へのこだわりこそ、彼のジュエリーの魅力となっているのです。デザイナーのセンスと技の見せどころであります

そして何といっても忘れてならないのは、ハグラーのジュエリーへのこだわりでした。
彼は女性が「いつ」「どのようにして」「どこで」そのジュエリーを見に着けるのかという事を考えに考えてデザインをしていきます。
― イヤリングは完ぺきに下がっているか?
― ネックレスの収まりがいいように、特別な方法で固定する。
確かに大ぶりな物が多いですが、彼はその時々のファッションに合わせてサイズなども変えていました。

ブローチ
ネックレス&イヤリングセット
ブローチ

ミリアム・ハスケルの影響を受けたデザイナーの一人として紹介される事の多いスタンレイ・ハグラーですが、同じような手の込んだ工程を積み重ねて生み出された作品も、繊細でどこかロマンティックな香りのするハスケルに対し、ハグラーの物は緻密さと大胆さを兼ね備えたスタイリッシュなイメージがします。正直日本の女性にとってはやや大ぶりといった印象がありますが、70歳代のとてもお洒落な小柄な女性がハグラーのロングイヤリングとブレスレットを素敵に着けこなしていらっしゃるのを拝見した事があります。デザインや素材を選べば決して着けられない物ではないと思います。

YK Collection 参考文献 COSTUME JEWELLERY by Judith Miller他

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